ガチ日記　
記憶に残るけど薄れたくないから記録にも残したくて


堤防には岐阜ナンバーの車
こんな夜中に何してるんかなと思いながら
堤防の先へ、人影無し、
堤防の隅に発泡スチロールのクーラー
あまり気にも止めずに
一投目が終わり、2投目が終わりに近づいた頃
ドンっと音がして振り向くとクーラーが空いてさっきは無かった玉網が上に覆い被さっていた。
それが目に入ったと同時に1人の青年が叫ぶ
やったー！、よっしゃ！、うれしー！、やばい！
など喜びの感情を爆発させていた。
あまりにも非日常的な光景
耐え切れず何釣れたん？っと声をかけた。
青年は嬉しそうな声でクエっす！
やりました！まじで切れるダメやと思ったっす！　見て下さい！
青年の喜ぶ姿に嬉しくなりすぐ竿を置いて側に駆け寄るとそこには喜びで手足が震えている20代前半の好青年と60〜70cmほどの太ったクエがいた。
デカいやん！凄すぎる！良かったな！
と自分が釣ったかの様に一緒に喜び、前からこの場所に通いずっと狙っていた事や、ファイトの一部始終、来月から転勤で居なくなる事、など釣りから私情まで色々語り合い写真を撮ってあげてお兄さんじゃあまたな！
っと言ってその場を後にした。

釣り人生で1番喜んでいる青年を目にし自身が震えるほど喜んだ記憶が蘇って気持ちが痛いほど分かり自分まで嬉しく幸せな気持ちになった
クエで60cmは小さいとか言う人がいるかもしれ無いけどそんな奴無視してれば良いし
魚の価値は人それぞれだしそれまでの過程、物語がある　
釣り上げた後の青年の喜ぶ姿、雄叫びを目にすれば分かる
人生最高の1匹を釣り上げた青年、同じ時間を過ごさせてくれてありがとう
一生記憶に残るよ

P.S.青年、クエのエサを釣っていたと思うと何故か少し胸が締め付けられたと同時にあなたが大きく見えました笑